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空調機器、冷凍・冷蔵機器、熱交換器に最適な軸流インペラ マルチウィング
テーラーメイドソリューションで付加価値を高めたいあなたに。 

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 技術的な注意事項

サージング(ストール)に関して

軸流式、遠心式を問わず、ファンには性能上圧力はそれ程変わらないのに、風量が大幅に変動する領域を持つものがあります。この領域をサージング域と言い、ブレードがそのために振動を起しながら回転することになります。その為ブレード基部に振動による疲労が蓄積され、材料強度を越えたところで疲労破壊を起してしまいます。決して使用してはいけない、危険な領域です。軸流ファンではピッチ角度が大きいものほど大きなサージング域があり、反対にピッチ角度が小さいものではサージング域がないものもあります。ですから必要風量に対して装置抵抗が明確に掴めていない時は、サージング域がないか、もしくはサージング域が予想装置抵抗から大きく離れているインペラを選ぶと安全です。又、ある装置では問題なく稼動していても、そのインペラを他の装置で運転すると、装置抵抗の関係でサージング域に入ってしまい、壊れてしまう、ということもあります。インペラの流用には特に注意が必要です。御手持ちのインペラを初期目的以外に使われる際は、必ずお問い合わせ下さい。なお、マルチウィングの破損事故の実に95%はこのサージングによるものです。インペラの選択には慎重さが求められます。新しい装置を検討される際には、先ず当社にできるだけ詳しく使用方法、条件をお知らせ下さい。当社では多くの経験と最新のコンピュータシステムにより、安全で最適なインペラを選定いたします。


騒音に関して

音の測定値は設置場所や装置の状況により、かなり違ったものとなってしまいます。マルチウィングの騒音データは実測データではありますが、残響室において標準数の径のインペラを一定の回転数で測定したデータをファンと騒音の法則に従い計算により所定の条件に換算しています。ですから、騒音データに関してはあくまでも参考として見て頂き、是非とも実機による実測で御確認下さい。


性能を左右する設置条件

弊社より提供しますデータは、インペラ径の12%の曲率を持ったベルマウス付きケーシングを用い、ブレード先端隙間(チップクリアランス)をインペラ径の0.5%とし、吸込み側吐出側共近傍に抵抗となるものがない、という状態で測定されています。ですから、それ以外の状態、例えばベルマウスがないとか、チップクリアランスが大きいとか、インペラ前後の自由空間が少ない、等の場合は性能データどおりの能力は得られないことになります。しかし、ベルマウスの製作は高価ですし、チップクリアランスの0.5%もケーシング製作にかなりの精度を要し、コストアップ要因となってしまいます。そして理想としての前後の自由空間はインペラ径と同等程度は欲しいのですが、現実にはコストと装置設計上の制約から、これらすべての条件を満足させるのはなかなか難しいようです。しかし、これらの条件はファンの性能を大きく左右するものです。できるだけ理想に近付けるよう、装置設計時に十分なご配慮をお願いいたします。マルチウィングは性能の微調整ができます。使用条件、使用方法を詳しくお伝え頂ければ、あらかじめ余裕を持たせた選定をすることもできます。

今、なぜマルチウィングなのか?
マルチウィング・アドバンテージ

軸流ファン用のインペラメーカーとして60年以上も製造開発しているマルチウィング。画期的なマルチウィングシステムの特徴とそれがもたらしてくれる利点を紹介します。

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マルチウィングの製造方法

マルチウィングインペラを製造するにあたって、機械加工、組立、バランス調整といったテーラーメイドインペラならではの手順があります。その概要を紹介します。

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注文から納品までの流れ

組合せの多さによって一見難しそうに見えるマルチウィングですが、注文はいたって簡単です。

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ダウンロード


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